人権について現状の理解

「人権は国家が与えている」というのは「法律は国民が与えている」といった趣の倒錯があるワケね。実際は人権は国家を超えた「何か(多くは唯一神)」が国に強いているもので、法は国家が国民に強いているもの。

天賦人権論の否定に走るアホウヨさんは、 「道路交通法を守ってやる奴が居なければそんなモノは無いも同然! 俺たちが法に力を与えている!」 という、ご尤もだが倒錯一歩手前の話を聞いて 「道路交通法は俺たちが与えている!」 という倒錯そのものへ至ってる感じ。

法を守る奴が居なきゃそんな法は無いのと同じってのはごもっとも。 日本は全ての国民が主権者なので、一人一人が法に力を与えているのもごもっとも。 でも、法を敷いたのは国だし、強制力を発揮するのは警察で、国民一人一人が法を敷いた主体であると理解している後者は誤りなのよね。

人権を取り上げると何が起こるかは歴史見てりゃ分かるんじゃないかな。 人権無視でも統制が効いている内は上手く行くと思うよ。北朝鮮みたいにさ。でも国に余力が出来たらどうなるだろうね?

国家と同じ力を持ったヤクザの方が食わせてくれるなら国民はヤクザに付くわけで、それで国が滅びたり興ったりを繰り返してるのが歴史でしょう? 一々内戦やって発展出来る訳が無い。だから、「コレが保障出来て居れば通常は国民は国家を裏切らない」というラインを示したものが人権。

人権を遵守するのは国家にとって難しく、きちんと守れてる国はどこにも無い。一方で、遵守のための努力は評価される。 ヤクザが多少甘い汁を見せびらかしたところで、ヤクザが現政府ほど人権を守ってくれるかは極めて怪しいので国民はそうそう反政府ゲリラにならないワケ。

野党が不人気なのは当然よね。国民の生命と財産を守るという人権の基本のキがすっぽ抜けてるから。 自分以外の生命と財について無頓着が過ぎるから自衛隊の存在に文句が言える。擁護したい国民だけ守って他は見捨てる気満々。財については知ったこっちゃないから全く語る事もない。

人権が何なのか理解してるサヨクって殆ど居ないんじゃないかな。自分の言葉で表現してみせた私の方がマシってレベルだと、おそらく相当酷いよ。 自分の言葉で言い換えることが出来るっていうのは順当な理解度チェックだと思ってる。まぁ暇人の戯言かもしれないけど。

「専門用語を使って分かった気になる」のは当面の実務上の問題を先送りしてスムーズにする効果があるけど、己の理解と実態とのギャップを埋める努力はしないと現物との差が開いてしまって、いずれ間違った使い方をしてしまうのが難なのよね。

言葉の意味の再チェックは千日手へ繋げたりといった悪用テクも多くてみんな身構えちゃってるけど、セルフチェックをやって損があるもんでも無いと思うわ。